通話はもちろん出来るよね?

最終更新日:2014/10/09

音声通話付かデータ専用かプランによって異なります。データ通信専用でも050電話を使う方法があります。

音声通話付プラン

MVNOで音声通話付のプランを持っているところはまだ少ないですが、従来通りの通話品質を期待するならこのプランを選ぶのが現実的。

データ通信のみに比べ月額で500円~1,000円程度高くなりますが、通話品質や使い勝手は一般の携帯電話と遜色ありません。 一般キャリアと同じ様にMNPもできます。

ただし、無料通話や通話割引などのプランは用意されておらず、通話料金がかさむとかえって割高になることもあります。楽天でんわG-Callなど通話アプリを別に契約して通話料金を安く抑える方法と併用するのがおすすめです。

VoIP電話を使う

データ通信のみのプランでもVoIP電話を使えば通話できます。

VoIP電話とは電話回線ではなくインターネットのパケット通信を使って通話するシステムです。その代表的なものが050電話です。他にSkypeやLine電話も基本の仕組みは同じです。

050電話では050から始まる電話番号を新たに取得でき、通話料が8~9円/30秒と一般の携帯電話の半額以下に抑えられたり、同じアプリ同士なら無料で通話できたりとコスト面で多大なメリットが有ります。

ただし、緊急電話(110、119)が使えなかったり、パケット通信を使うため通信環境によっては音声の遅延やノイズが発生、稀に着信に失敗するなど信頼性に不安があり、ビジネス用途の電話としてはちょっとお勧めできません。

また音声通話付きプランと違いMNPの対象にはなりません。

ガラケーと2台持ちする

もしまだ使えるガラケーが手元にあるなら、割りきって音声通話は一般キャリアのガラケー、データ通信はスマホ(またはタブレット)の2台持ちにすることも一考です。

例えばauガラケーをプランSSにした場合、無料通話1,000円分付きで月額約1,300円。スマホは格安SIM(LTE1GB)で1,000円程度のプランなら2台持ちでも月2300円程度で収まります。

電話番号も変わらず、キャリアメールもそのまま使えるので格安SIM入門には案外ハードルの低いいい方法かも。実際、僕は一年間この方法で過ごしました。

さらにガラケーへの着信は050電話へ(注)、メールはGmailに転送するよう設定すればふだんはガラケーの電源を切ってスマホ一台でもさほど不自由はありません。

(注)転送電話を受信した場合でも、自分のガラケーから転送先(スマホ 050)までの通話料がかかります。無料通話の契約がない、頻繁に電話がかかってくるなど、場合によってはかえってコストアップすることがあります。

by aki-f.net