「楽天電話」と「G-Call」どっちがお得?
音声通話付き格安SIMの唯一の弱点は通話料割引が無いこと。そこでウワサの第三者課金サービス「楽天電話」と「G-Call」を使い比べてみました。
みおふぉんにMNPしても、なんら不具合なくて笑いが止まりません。
しかも、なんともタイミングよく2014年7月からみおふぉんの基本料金が更に値下がりして、IIJmio高速モバイル/D 音声通話機能付きSIM ミニマムスタートプランは1600円(税抜)になりました!(さらに2014年10月から通信量は2GB/月に増量さらに2015年4月より3GB/月)
ただし通話料が別に付くわけで、これが20円/30秒。
キャリア各社が通話定額を導入する中、ちょっと損した気分になるのもシャクに障るので「楽天電話」と「G-Call」を両方登録して使い比べてみました。
「第三者課金サービス」とは
通常の通信事業者を迂回して他の事業者の通信網を使うサービスを「第三者課金サービス」と言います。
決して、違法や怪しいサービスではなく、固定電話の「0088」や「0033」などと同じ仕組みですね。スマホで利用できる第三者課金サービスでは「楽天電話」と「G-Call」が有名です。
利用登録は必要ですが、あとはプレフィクス番号を付加してダイアルするだけの手軽さです。
「楽天電話」と「G-Call」どちらもかなりお得!
どちらも初期費用、基本料は無料で通話のみが課金されます。
通話料は10円/30秒。通常の通話料は20円/30秒なので半額ですね。
さらにG-Callでは国際電話通信網を使用するため消費税が掛かりません。 楽天電話では100円につき楽天ポイントが1ポイントつきます。
通話品質
050のIP電話と違いデフォルトの電話機能を使うため通話品質は通常の電話と遜色ありません。
厳密に云うと若干遅延があるらしいのですが言われてみても体感するまでに至りません。通常電話と同じと言い切っても問題無いですね。
また「楽天電話」と「G-Call」を比べても通話品質に差はありませんでした。
公式アプリはイマイチ
「楽天電話」にも「G-Call」にも専用の通話アプリが用意されています。通話アプリと言っても単にプレフィクス番号を付加するだけのダイアラーで基本的な機能に大差はありません。むしろどちらも電話帳が使いにくいのが残念です。
Androidで普段使い慣れた電話帳を使いたいなら0063plusという設定アプリを使うほうが便利。
もともとG-Call専用だったらしいですが、楽天電話にも設定可能。併用も可。一度設定してしまえば後は意識することなくデフォルトの通話アプリやふだん使っている電話帳からのダイアルにもプレフィクス番号を付加してくれます。150円の有料ですがこれはオススメです。
僕はG-Callを使うことにしました
G-Callには少しだけデメリットがあって、ネットで申込み後登録完了まで1~3日程度掛かります。(楽天電話はネット登録開始から登録完了まで10分掛かりません)
また、ナンバーディスプレイサービスを受けているNTTの固定電話に掛ける場合、電話番号が通知されない不具合があります。通話そのものに影響ないし、そもそも個人でナンバーディスプレイサービスを受けている人がどれだけ居るのかという話ですが。。。
楽天電話には洗練されたホームページのデザインや有名企業のイメージからくる安心感があります。
しかし、冷静に見比べて通話品質や使い勝手に影響のある差は無いので、僕は少しでも料金の安いG-Callを使うことにしました。たかが消費税分とはいえ8%の差額は大きいですもんね。
もっとも楽天でんわも基本料金は無料なのであえて解約はしません。楽天ポイントか楽天Edyで支払いができるようになったらまた使いはじめるかもしれないしね。