熊本旅行最終日。天草から高速バスに乗り再び熊本市内へ。
本当は初日に訪れるはずだったんだけど、疲れて回りきれなかった水前寺公園へ。
肥後細川藩初代忠利公が鷹狩の砌(みぎり)、渾々と清水が湧くこの地を殊の外お気に召され、御茶屋として作事されたのが始まりです。後、綱利公の代に大規模な作庭がなされ、桃山式の優美な回遊式庭園が完成、陶淵明の詩(帰去来辞)より成趣園と命名されました。
引用元:水前寺成趣園
日本の三大名園(金沢の兼六園、岡山の後楽園、水戸の偕楽園)にも劣らぬと熊本県民が胸を張る素晴らしい庭園です。
僕らの世代では、熊本出身の歌手「水前寺清子」の芸名がこの水前寺公園から取っていることで知っていました。
てっきり「清子」の名前も水がきれいなことが由来かと思ったら初代藩主「加藤清正」の「清」の字を取ったそうです(意外に硬派)
この豊かな池の水が熊本地震のときは枯れてしまったというのですから驚きです。
細川の旧藩主とガラシャ夫人を祀る出水神社。
長寿の水と呼ばれる御神水。
境内末社の稲荷神社。京都の伏見稲荷のように連なる鳥居(ちょっとこじんまり)。
小高く見える盛土には「富士山」という名前がついている。
能楽殿。春秋の大祭にはここで神事能が奉納される。
雨戸が閉まっているので、いまいち様子がわからないので近づいてみると。
ガラス戸の中に能面をかぶった人形が飾ってありました。ちょっと怖いですぅ。
古今伝授の間。
細川幽斎公が桂宮智仁親王に古今集の奥義を伝授されたとされる建物。
この茅葺きの建物は、もともと京都御所にあったものを大正元年に運んできたのだとか。
京都人としてはこんなところにゆかりがあるのかと不思議な気分です。
お盆明けの平日ということもあり休んでるお店も多く、ちょっと寂しかったです。
さて、熊本観光はここでおしまい。
熊本駅に戻ります。
帰りは水前寺駅からJR肥後本線で10分。市電よりはるかに早かったです(;・∀・)
どうでもいい話ですが、肥後本線の車両の色って、くまモンカラーですか?
駅構内にある「肥後よかモン市場」
2018年7月にオープンしたばかりのきれいな駅ナカショッピングモールです。
最近大きな駅にはショッピングモール型の購買ゾーンが増えて、お土産を買うには便利になりました。
その分、行く先々でのお土産物店で買うものが減り、観光振興的にはどうなのかなとも思います。
さて、今回買ったおみやの中で評判が良かったのは五木屋本舗の「山うにとうふ」。
秘密のケンミンショーで紹介されたらしく、急激に知名度が上がっているそうです。
「うに」と名前が付くものの実態は「豆腐の味噌漬け」。
試食で少しだけ口に入れると、確かにウニのようなチーズのような、なんとも酒飲み好みの一品です。
比較的日持ちもするので、甘い物の苦手な人へのお土産に最適かも。
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今年も楽しい旅行でした。
一日も早く熊本地震からの復興が進むことを祈っています!
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2018/09/02