うちは先祖代々ハゲる家系だ。
父親もハゲてた、おじいちゃんはそうでもなかったが、おばあちゃんは髪が薄く、おばあちゃんのお父さん(ひいおじいちゃん)にいたっては
ツルッツルだ。
僕自身も若い頃からおでこが広く、「お前は絶対禿げる」とまわりの友人から断言されていたし、本人も確信していた。
ところが。
まだ禿げていない。(正確に言うと進行していない。)
同世代の友人が次々と追い抜いていく。
僕にも危機があった。
20代後半ごろ仕事のストレスからか抜け毛が増え、頭を洗うと排水溝に髪の毛がたまり、毎朝枕にこびりついた抜け毛におびえる日々だった。頭皮に突っ張り感があり、分け目が広がっていくのを鏡を見るたびに実感していた。
転機となったのは美容師をしている友人に悩みを打ち明けたこと。
「合成の界面活性剤を使った市販のシャンプーは頭皮に悪い、石鹸シャンプー(or石鹸)で頭を洗え」
とすすめられた。
以来十数年間、市販のシャンプーを使わず石鹸で洗髪している。
最初のうちは軋みがあり、フケが増えたがそれも「リン酢(食用のお酢をお湯で薄めたもの)」を使うようになって解消された。
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と、ここまでが長い前フリでw
実は「教えてgoo」で石鹸シャンプーのことを調べていたら理容師さんが非常に理論的なコメントをしていたのに感銘したので伝えたかっただけです。
「合成シャンプーは体に悪い」というのは「ウソ」です。
シャンプー剤などが悪いのではなく,間違った使用方法をしている使用者が悪いのです。
腕などに石鹸の泡をつけ,そのままにしておくという実験を,毎日,何日も繰り返していますと,その部分の肌が荒れてしまいます。(私は,実験済みです)
たしかに、石鹸を肌に塗って放置すれば肌は荒れそうです。
そもそも洗剤(シャンプー)は汚れを浮かせるものであって、汚れを落とすのは「すすぎ」だという考え方が正しいと思います。
石鹸シャンプーマンセーの人は市販のシャンプーの毒性をことさら強調されますが、話半分で聞いた方が良さそうです。
もちろん僕が石鹸で頭を洗っている話は本当です。
でもハゲないのは、むしろシャンプーではなく、「カラーリングしない。整髪剤を使わない。ドライヤーも極力使わない。」というところに原因があるかもしれません。
日常的なことだからこそ、正しい知識が必要だと思います。
石鹸シャンプーに限らず、極端な煽りには気を付けましょう。
石鹸での洗髪が決して悪いという事ではないです。でも十分なすすぎとリンスは忘れずに。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2008/03/31