吉田神社を南に数百メートル歩くと聖護院門跡があります。
聖護院は平安時代に立てられた本山修験宗総本山の寺。
修験道というのは仏教(密教)と日本古来の山岳信仰が結びついてできた日本独自の宗教。
聖護院というと大根やかぶらなどの京野菜や菓子の八つ橋などで名前こそ知っていましたが山伏のお寺だとは知りませんでしたお恥ずかしい。
たまたま行った時間が節分会のメインイベント「採燈大護摩供」の始まる直前でした。
ほら貝を吹くのは山で修行中に熊に襲われないためだとか。
大僧正様が鎮座され大護摩供の始まり。
旅の山伏が聖護院に訪れ問答する設定から始まる。山伏の服装や聖護院の成り立ちなどが問答を通して解説される。これがなかなか面白い。
宝弓、宝剣、宝斧の作法と儀式が続く。
そしていよいよ護摩供へ。
松明から火が移されるとモクモクと白い煙が。。。
80人の山伏がお経を唱える中、どんどん煙が立ち込めてきます。
モクモクと・・・モクモクt・・・
ちょっと煙すぎ!ゲホゲホ
いやーすごい煙でした。風向きがくるくる変わって煙がこっちに来たときは大変!
そんな中、大僧正様は事もなさげに作法を続けてられましたよ!
護摩木が焼け落ちるまで約30分。
煙だけでなく火の粉も飛んできてちょっと危ない。
化繊の服は注意しないと火の粉が燃え移る危険があります。
案の定、嫁さんのコートに穴が開いてしまいました(安いバーゲン品だということがバレバレ。^^;)
それにしても、すごい迫力でした。
儀式の間中マイクで内容が解説されるのでわかりやすく、みんな一緒に純粋な気持ちでお参りできました。こういう工夫は大事ですね。
あまり前で見ていると匂いが取れなくて着ていたものをすべてクリーニングに出さなくてはいけなくなるのでご注意を!
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02