読書メモ。
未だ商業出版の少ないAffinity Designer(アフィニティ・デザイナー)解説本ですが、有志が書いたKindle本が増えてきました。
以下は2024年4月現在、Unlimitedで無料で読める解説本一覧です。
Kindle Unlimited対応解説本一覧
初めてAffinity Designerを使うならオススメの入門書。ver2対応。
Chap1~7まで、実際に手を動かして7つの課題をこなしながら操作を覚える形式。
一通り操作を覚えたいならこの本からスタートするのが良さそう。
そのまま商業出版できそうな美しい紙面で丁寧に解説されている。
チャプターごとの分冊版もあり必要なものだけ購入することも可能。(Unlimited対応は合冊版のみ)
こちらもVer2対応の入門書。上記のものより各ツールの使い方が詳しく解説されている。
その分、文字が小さく紙面が込み入っていて、Kindleで読むのはやや辛い。
Windows版、Mac版、iPad版とそれぞれ版が分かれているので注意。(Windows版で使われているスクショがMacの画面だったりするのは御愛嬌)
各ツールの使い方が1ページ1アクション、それぞれスクショ付きで解説されている。
ぶっちゃけ非常に雑な作りではあるが、電子書籍の特性を考えればこれくらいのほうが読みやすい。
目次がきちんと整備してあれば、辞書的に使えるのに少し残念。
Webサイトのモックアップ制作に特化した解説書。バナー制作やLP用の画像制作など印刷用途以外で使うならこの2冊で十分だと思う。
Web用途に特化しているため、例えばペンツールでのベジェ曲線の引き方などの解説は省略してある。
その分、初期設定やガイドの引き方等、他の本にはない項目が詳しく解説されている。
対応バージョンが1.9と古いのでUIキャプチャは現行のものと違うが、基本的な使い方は変わっていないのでver2でも十分応用できる。今さら1冊1250円は高いと思うのでアンリミ推奨。
Affinity Designerとは
Affinity Designerは、ベクターイメージ編集アプリです。サブスク方式のAdobe Illustratorと違い、プロユースにも耐える機能性を持ちながらも、買い切り且つ低価格で使用できることで注目を集めています
2024年3月には開発元のSerif社がCanvaに買収されたことで話題になりました。
Affinity Designerの実用性
縦書きに対応していない、二重トンボがセットされていないなど、日本の商用印刷環境ではまだ物足りないと感じるのが実情です。
しかし、ベジェとラスターを一つのアプリの中で編集できるなど、Adobe製品には無い使い勝手の良さもあり、Web用途であれば実用性は必要十分にあります。
Canvaで物足りなくなったユーザーの受け皿として今後シェアを拡大していくと思っています。
ユニバーサルライセンスがお得!
僕は2023年3月よりAffinityのユニバーサルライセンスを使っています。
もともと1998年来のIllustratorユーザーでしたが、CCのサブスクではあまりにもコスパが悪いのでVer2がリリースされたタイミングで乗り換えました。
ユニバーサルライセンスはDesignerのほか、Photoshopに相当するAffinity Photo、InDesignに対応するAffinity Publisherがまとめてお得に使える(買い切り24,000円)ライセンスで、複数台のPCへのインストールやiPad版のアプリも使用可能です。
また年に数回セールがあり、タイミングが合えば更にお得に購入することもできます。
Affinity公式サイトはこちらから。- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2024/05/03