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京都府庁の桜(観桜祭)~京都の桜2018

今年の桜の開花は例年になく早く、京都でも今週末あたりがお花見のピークになりそう。

ここ数年、観光コースに入った桜の名所は人が多すぎてとてもじゃないけど近寄れないので、こじんまりした穴場を探すのが楽しみ。

今年は、いつでも行けると思うあまり一度も行ったことのなかった京都府庁旧本館の観桜祭に行ってきました。

京都府庁旧本館は明治37年に建てられた日本最古の現役官公庁舎で重要文化財に指定されています。

京都は第2次世界大戦時に空襲を免れたこともあり、古い寺社だけではなくこういった明治期の近代建築も数多く残っています。

観桜祭は3月後半から4月上旬にかけての約2週間、旧本館中庭に植えられた桜の開花に合わせて行われる府民のためのイベントです。

毎年行われていますが、団体観光客が訪れることは少なく比較的ゆったりと桜を楽しめる穴場です。

中庭には6種7本の桜が植えられています。

入ってすぐ中央にドンと構えているのは「祇園しだれ桜」。
祇園円山公園の初代しだれ桜の孫に当たります。

こちらは山桜と大島桜の特長を併せ持つ「容保桜(かたもりざくら)」
幕末の京都守護職「松平容保」にちなんで名がつけられたそうです。

紅八重しだれ桜に、


こちらは紅一重枝垂れ桜。

これは「はるか桜」

東日本震災の復興を願って福島県から寄贈されたものでNHKの大河ドラマ「八重の桜」で主人公を演じた綾瀬はるかさんにちなんで名前がつけられました。

八重桜は遅咲きなのでまだつぼみも多く咲き始めでした。

レトロな庁舎と桜のコラボだけではなく、庁舎の中から見る桜もなかなか見もの。

多くの機能は周辺の新しい建物に移されていますが、現役庁舎というからにはここで仕事もされています。

皆さんちょっと気を使いながらマナーよく見学されてました。他の観光地と違って静かに桜を楽しめるのも素晴らしい。

窓枠がフレームになり綺麗に風景を切り取ってくれます。

2階の窓から見下ろすのもまたいい。

それぞれの窓から見える風景は少しずつ違います。

思い思いにフォトジェニックなベストポジションを探すのもまた楽しい。

旧議場や旧知事室が開放されていて見学できました。

旧議場。思ったより狭く感じましたがとても重厚です。当時の議員さんは今より責任の重みを感じたかも。(もちろん責任の重さは変わりませんが)

コチラは旧知事室。

そう言えば2018年4月8日は京都府知事選挙。

4期勤め上げた山田知事が不出馬で16年ぶりに新しい知事が誕生します。

誰が新しい知事の椅子に座るのかはわかりませんが、京都府民は忘れずに投票しましょうね。

また、府庁から京都御苑下立売御門までは徒歩すぐ。

御所の桜も見所多いので花見のはしごも良いかも。
参考:京都御苑の桜~京都の桜2012 | a-ki blog


府庁前の進々堂で美味しいパンを買って御所でランチもおすすめコースです。

参考:京都府庁旧本館「観桜祭」の開催について/京都府ホームページ