京都市内の桜の名所はあまりにも人が多くなりすぎたので、今年は少し足を伸ばし八幡市の「背割堤の桜」を見てきました。
背割堤(せわりてい)とは、桂川、宇治川、木津川の3川が合流し淀川へと名前を変える地域にあり、木津川と宇治川に挟まれた堤防。
堤防上には約250本の桜が植えられ、長さ約1.4kmに渡って桜のトンネルが続いています。
元々は松が植えられていたらしいのですが、1970年代に桜に植え替えられ、以後全国有数の桜の名所となりました。
実は僕自身、この背割り堤を知ったのはここ数年の話。
京都にはあまりにも桜の名所が多くて、京都市内に住む京都人は意外とこちらのことは知らないのないのではないかと思います。
堤防の上は遊歩道になっていて延々と桜のトンネルが続きます。もちろん無料です。
淀川河川公園の管理ということで、無粋な屋台なども無く純粋に花を楽しめます。
木津川サイドの芝生ではシートを広げて盛り上がるグループあり。
謎の太極拳グループありと思い思いに春を満喫しております。
宇治川サイドは斜面が急なため座り込む人もなく、静かです。
宇治川を遊覧する「さくらであいクルーズ」は 10:00~16:00まで 10分~30分間隔で運航しています。(約20分間 乗船料1500円)
遊覧船と言うより救命ボートに見えなくも・・・。
小鳥もたくさんいて、絶え間なくウグイスが鳴いていました。写真の鳥はウグイス?違う?
鳥だけでなくてマムシもいるらしい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
1.4kmは正直長いですが、行った限りは帰って来なければいけません。
復路は堤防を降りて桜を見上げます。
桜のトンネルも良いですが、やっぱり見上げる景色のほうが素晴らしい!
ちょうど晴れ間も見えてきて、芝生の緑とのコントラストが鮮やか。
こんな迫ってくるような桜を見たの初めてかも。
3月25日にオープンした「さくらであい館」。
高さ25mの展望塔から、桜並木を見下ろすことができます。
背割りの名前の通り2つの川を分かつ形がよくわかりますね。
この施設ができたことで人気に拍車がかかり、昨年28万人だった動員が今年はすでに50万人を超えたのだとか。
駐車場待ちの車が大渋滞してました。車で来るのはやめたほうが良いかも。
京阪電車の八幡市駅から歩いても10分程度です。
ここ数年で見た桜の中ではなかなかのヒットでした。おすすめです。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2020/05/10