能登・金沢旅行最終日は金沢市内観光。昨夜の「にし茶屋街」に続いて「ひがし茶屋街」へ。
茶屋街というのはいわゆる花街。お茶屋は芸妓を呼ぶ店のことで芸者遊びをするところ。
なぜ芸者を呼ぶ店が「お茶屋」と呼ぶのかというと、昔、寺社仏閣などの観光地で本当にお茶と茶菓子を出す「茶店」は認可制だったらしい。
観光に来た旅人がその茶店で遊ぶようになって、芸者遊びをする店に進化した名残から「お茶屋」と呼ぶそうです。
ちなみに京都でも、花街の一つ「上七軒」のシンボルは「みたらし団子」だったりします。
ですから、こういうカフェがあっても無粋とは言い切れない、というかある意味正しいのですよ。
そういえば京都で「茶屋街」という言い方はしないですね。
「茶屋街」で検索しても出てくるのは金沢だけです。
伝統的な出格子でありながら明治時代のレトロモダンな外観の建物が印象的な「中田屋」
金沢の民家って能登瓦もそうだけど壁も黒くて重厚なイメージ。
京都は公家の文化、金沢は武家の文化。やっぱり似て非なる感じ。
料亭組合の事務所から三味線を練習する音が聞こえてくる。
9月に「金沢おどり」が開催されるので、その練習だろうか。
ちょっといっぷく。
金沢名物、金箔いりソフトクリーム。
金箔の味は全くわからないけど、ソフトクリーム自体はとても美味しかったです。
ひがし茶屋街の近く、浅野川の川沿いの茶屋街、「主計町(かずえまち)」へ
こちらは観光客も少なく静か。
こちらでも鳴り物を練習する音が。まわりが静かなのですごくいい雰囲気です。
さて、お昼を過ぎたので、近江町市場に移動して昼食。
近江町市場といえば海鮮丼ですよ。
海鮮丼を出す店はたくさんありますが、なぜかどこも同じようなメニューとお値段(結構お高い)
ガイドブックに載ってる店はどこも満員で行列ができてるので、とりあえず列の短い店に並びました。
どどん。
ウニ、イクラ、タイ、ノドグロとオールスターキャスト!
高いけどやっぱり美味しいですね。
食事の後はお買い物。
ノドグロの一夜干しを物色してたんだけど、大きさ同じでもお値段ピンきりでどう違うのか聞いてみたら、「石川産が高くて安いのは他県産」なんだそうです。
なるほど。
京都の錦市場と同じで、ぶっちゃけ観光地価格だけど、活気があっていいですね。
>>>つづく
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02