輪島の朝市から、観光バスは「輪島キリコ会館」へ向かいます。
「輪島塗の後は切子(きりこ)か?食器ばっかりやなw」
「ほんまやなwww」
バスの中でキリコを江戸切子のようなガラス細工だと思って会話してたバカ夫婦は私達です。スイマセン。
キリコとは、能登の祭りで神輿のお供をする御神燈のこと。
漢字では「切籠」と書きます。これは正式名称の「切子燈籠」を省略したのだそうです。
キリコ祭りは一つのお祭りのことではなく、能登半島各地の神社で行われる夏~秋祭りの総称。
キリコは各町内のシンボル。元々は手で持てるほどの大きさだったものが、次第に大きさを競うようになり写真のような高さ11メートルに及ぶような巨大なものが作られるようになりました。
これは裏からみたところ。勇壮です!
キリコの勇壮さに比べて、お神輿自体はコンパクトだったりしますw
2階から見下ろしたところ。
展示されている巨大キリコは既に引退していて実際の祭りに出ることはないそうです。
現在は電線などの高さを考慮して、4~5メートルのものが一般的なのだとか。
この日はちょうど「輪島大祭(奥津姫神社大祭、重蔵神社大祭、住吉神社大祭、輪島前神社大祭)」の最中で、ふだんは保管も兼ねて会館に展示されているキリコも半数が出払っていました。
「寂しくてスイマセン」とおっしゃってましたが、いや、十分な迫力ですよ。
輪島大祭のクライマックスで燃やされる大松明。
この写真だけ見ても大きいと思いますが、実はこれ建物の3階で撮った先の部分だけ。全長は12メートルにも及びます。
大松明は一年に一度、男女の神様が導きあう時の目印。安産、子授のいわれがあるそうです。そういえば形がなんとなく・・・(自粛)
最初はガラス細工と勘違いして、顔真っ赤にしてましたが、予想以上の迫力でした。
大満足です。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02