和倉の温泉街は夜遊ぶところは少なそう、ということで宿に戻りました。
温泉旅館の楽しみは、やはりお風呂と夕食ですね。
加賀屋の大浴場は男性用に1つ、女性用に2つあります。
男性用の大浴場(恵比寿の湯)は3階建。
最上階は屋根がガラス張りのなった野天風呂。晴れた日にはガラスを開放されるそうです。
2階は空中露天風呂。七尾湾に沈む夕日を見ながら入る温泉は格別でした。
1階は大浴場。打たせ湯や飲用の源泉もあり。飲泉はちょっとしょっぱいです。あまりたくさん呑んだらお腹こわしそうですw
個人的にはお湯の温度が少し低めに感じましたが、浴場が広いのでゆっくりといろんなお湯につかれて、これはこれで良いんじゃないかと。
ちなみに女性用の2つの大浴場、弁天の湯は露天風呂と大浴場の2階建て、花神の湯は一層でちょっと狭いと妻が申しておりました。
写真が無いと説明難しいですね(;・∀・) 中の写真が撮れないのは当たり前として、せめて外観だけでも撮っとくべきでした。不覚です。
さて、温泉から上がっていよいよお楽しみの夕食です。
先付けは穴子と加賀太胡瓜。懐紙に包まれた珍味は干し口子。
口子とはナマコの卵巣で、糸ほどの細いものをいくつも束ねあわせて平たく陰干しして作るそうです。写真では大きく見えますけど実物は小指の先ほどの大きさ。まさに珍味でした。
前菜と椀物。椀は焼き鱧と粟の冷やしあんかけ。
造りは豪華十種盛り!テンション上がります!
煮物は石川県の郷土料理「合鴨の治部煮(じぶに)」
見た目はけんちん汁にも似ているのですが、汁にとろみがあり添えられた山葵(わさび)といただくのが特徴。
煮物に山葵って意外と合うんですね。知らんかったです。
メインディッシュは海鮮の温泉蒸し!
手前は脂ののった石川名産「ノドグロの炙り」、サザエを挟んで奥に見えるのが「アワビの柔らか煮」に加賀野菜の金時草(きんじそう)が添えられています。
「いしる」と呼ばれる奥能登で作られる魚醤とポン酢を合わせたつけダレでいただきます。
もうね、美味しいに決まってます、幸せです。
正直、宿泊料高いなと思ってたんですが、この一品で納得しましたw
更に黒毛和牛の朴葉焼き。口の中でとろけました。噛んでるひま無いですw
金糸瓜とじゅんさいのそうめん。
金糸瓜って京都ではそうめん南瓜って言うんじゃなかったっけ?初めて食べたけどシャキシャキした歯ごたえでさっぱりと美味しいです。
大食いを自負する妻がもう食べられないというほど、質量ともに大満足の夕食でした。ごちそうさまです。
食事の後は館内探訪。
「錦大路」という1000坪もあるエンターテイメントスペースには、空中に浮かぶバーがあったり、「祭り小屋」という芝居小屋風の和風ステージではマジックショーをやってたり、「雪月花歌劇団」ていう宝塚風のミュージカルショーがあったり、外に出なくても十分に楽しめるイベントがいっぱい有ります。
一つ失敗は食事時間を19時スタートにしてしまったこと。殆どのイベントは20時始まりで22時には終了。
イベントを楽しみたいなら食事を18時からにしておかないと間に合わないです。
妻はお土産の買い出しに勤しみ、
僕はひとり、ラウンジでギターと歌の生演奏を楽しみましたとさ。
ご予約はこちら>>和倉温泉 加賀屋(じゃらん)
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02