一眼レフを買い換えました。PENTAX K-5から3年ぶりです。
今日(2015年3月6日)は待望のPENTAXの新製品K-S2の発売日!
ですが、なぜか僕の手元にはPENTAX K-3が。。。
正直迷ったんですよ。
PENTAXにはエントリー~ミドル機に前フラッグシップの目玉機能をスライドさせる伝統があって、今日発売のK-S2も防塵・防滴でオーバー2000万画素、ローパスセレクト搭載の上、PENTAXの一眼レフでは初めてのバリアングル液晶、Wifi機能も加えられていてとても魅力的!
一方、K-3は一年半前の2013年11月発売。APS-Cのハイエンドはそれ以降発売されていないので現在もPENTAXのフラッグシップはK-3であり、K-S2はあくまでミドルクラスの位置付けです。
2015年中にはPENTAXファン待望のフルサイズ・モデルが発売になる予定で、タイミング的にK-3の後継機はしばらくでないんじゃないかと噂になっています。
実勢価格でK-S2よりK-3が1万円ほど安く(ボディのみの比較 2015年3月現在)同じ買うなら所有感を満たしてくれるK-3のほうがいいんじゃないかと判断しました。
えぇ、わかってますよ。別にそれがK-5から買い換える理由にならないことは。。。
もはやK-3のレビューなんて出尽くしていて今更書くこともないですが、個人的な感想を少しだけ。
K-5の画質でも十分きれいと思っていたのですが、やはりローパスフィルターレスの解像力はすごいですね。
例えば、この写真の天満宮の額縁の部分を等倍まで拡大すると
鳥よけの網目までしっかりと描写しているのがわかります。
モアレ対策もローパスセレクトというキヤノン、ニコンにもない独自技術が用意されていますが、高画素化の影響なのかモアレそのものになかなかお目にかかれず効果を試す機会がありません(苦笑)
高画素化といえば懸念される高感度画質については、やはり2代前の無印K-5と比べてさえ著しく向上したとはいい難く、この辺がAPS-Cセンサーの限界のような気がします。
ただ、ISO6400以上でざらつきは目立ってくるものの嫌なノイズではなく、解像感もしっかり維持されているので僕は気にならないですね。
むしろ低輝度でも素早く合焦するAFは感動的ですらあり、夕暮れや室内でのスナップも安心して使えそうです。
感動的といえば地味ですが大きな変化はエアギャップレス液晶モニター。日差しの強い屋外でも反射が少なくはっきりくっきりモニターが確認できます。これってむしろファインダーの無いコンデジに採用してくれないかなぁ。
もう一点、画像処理能力がすごく速くなってる。
PENTAXでは純正のレンズを使うとカメラ内で色収差や歪曲収差の補正ができる機能があるんですけど、K-5ではスピードが遅すぎて一枚撮るたびに処理を待たなければならず使い物にならなかった。
K-3ではほとんど待ち時間ゼロ。やっと純正レンズを使うメリットが100%になりました。
レビューするつもりなかったんだけど、だんだん長くなってきたぞ(;・∀・)
ともかく今の僕の使い方でマイナスポイントは見つからないです。野鳥やなんか撮るようになったらまた評価も変わるんでしょうがそんな暇ないし、これで当分の間一眼レフを買い換えることはないでしょう。
ただ、上に書いたメリットは今日発売のK-S2にすべて実装されているんですよね。。。
今後フルサイズ機が発売されれば、他社と同じようにASP-Cはエントリー~ミドルクラスの位置付けになってK-3のようなステイタスを感じる後継機が出なくなるんじゃないかとそれだけがちょっと心配です。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2020/01/07