先日からChromeBookが気になって仕方ないのですが、この記事”13.3インチ795g MBA13″のほぼ半分の重さのLaVie ZをChromebook化する計画1 USB起動ディスク作成 | More Access! More Fun!”を読んでUSBメモリーからChromeOSのオープンソース版であるChromium OSがブートできることを知りさっそく試してみました。
使ったPCは2006年製レッツノートR5。9年前の製品です。
もとのOSはWinXPで一昨年秋まで現役で使っていました。クロック周波数1GHz、メモリーは目いっぱい増設して1GBでしたが、さすがに最後のほうはどうにも動作が重くなりストレス溜まりまくりでした。バッテリーも死んでるし液晶のバックライトも風前の灯なので再び実用にするつもりはありませんが、低スペックでも動作することが売りのChromeOSを試してみるにはちょうどいい物件です。
USBメモリーからブートする方法は”擬似Chromebook(Chromium OS)の入れ方と使い方(前編) – BTOパソコン.jp”を参照。思ったより遥かに簡単でした。
初起動後の設定は言語の選択と無線LANの設定。あとはGoogleアカウントでログインするだけ。簡単すぎる。
早速Chromeブラウザが立ち上がり、いつも使っているブックマーク、拡張機能、Chromeアプリを読み込みます。ちなみに起動時間(電源ONからログイン画面まで)は30秒弱。USBからの読み込みなのでChromeBookの5秒には及びませんが、それでもXPに比べれば随分早いです。
で、使ってみた感想ですが。。。
特に無いです。
いつも通りPCを立ち上げて、いつも通りブラウザを開いてるような感じ。
なんの違和感も無さ過ぎて、逆に新鮮さも無いですw
ChromiumOSゆえのバグなのかファイルアプリ(Winのライブラリやマイドキュメントみたいなもの)でGoogleドライブとの同期ができなかったり、タッチパッドが効かないなどの不具合もありましたが概ね使い心地は良好です。
Chromeアプリと言われるものはほとんどがWebサービスへのリンクのようなもので、いくら追加してもメモリやストレージをほとんど圧迫しません。ただし拡張機能は別のようで調子に乗っていくつも追加していたら少し動作が重くなってきました。それでも9年前のパソコンとは思えないパフォーマンスです。現行のChromeBookは最低でも2GBのメモリを積んでいるのでそのへんの心配は無いでしょう。
基本的にファイルはGoogleドライブに保存するのでローカルストレージの容量の大小も無意味です。ChromeBookを買うにしても一番ロースペックのもので十分。
アプリなど一通り試してみて予想通りといいますか、専門性の高い作業や負荷の高い作業はともかくルーティンワークは本当にブラウザ上で完結する時代になったんだなと改めて思います。これこそまさにネットブックですね。
結論を言うと、気になって仕方なかったChromeBookですが当面は買わないことにしました。
だってWindowsでChrome使っても何らかわりが無いことがわかったので。今使ってるKIRAはSSDで起動も速くわざわざスペックダウンする理由も無いですし。
むしろOSにかかわらずChromeブラウザ一つでこれだけのことをしていたのかという貴重な再発見ができました。
次買い換えるならChromeBookです。その時には、もっと薄くて軽くてSIMフリーのものが出てきてたらいいなぁ。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02