2013年2月に5年間放置サイトで月間35万PV稼ぐ3つの戦略という記事を書いてから1年半。
そのサイト(初心者のためのブルースギター講座 : a-ki’s factory)は更にアクセスを増やし続けて月間50万PVを達成しました。
相変わらずメンテナンス中心で年数回程度の更新ですが、この1年半に関してはいくつか大きな変更がありました。
どれが、どの程度の効果が有ったかは不明ですが、とりあえずやったことをリストアップしてみます。
なぜアクセスアップしたか
そこそこ検索ボリュームのあるキーワードで上位表示されるようになったのが直接の原因です。
何をやったかというと、あるコンテンツ(カテゴリー)のタイトルを検索キーワード(複合キーワード)を意識したものに変更しました。(2013年4月 )
それまで当該カテゴリーページは、そのキーワードで20位以下だったのですが、変更後徐々に順位を上げ、1ヶ月後には10位以内、半年後には3位以内に入るようになりました。2014年10月時点では1位ですヽ(´ー`)ノ
「狙ったキーワードで上位表示されてアクセスが増えた」といえば簡単ですが、では「なぜ上位表示されたか?」というと正直ボクにもよくわかりません。
ぼんやりと感じることは、サイト全体もその複合キーワードに関わりが深いこと、他のコンテンツもそれなりに被リンクを集めていた、つまりテーマ特化サイトとして基礎体力があったのだと思います。
じゃ、なぜ最初からそのキーワードを狙わなかったのか?というと当時はそのキーワードで勝負する自信がなかったのです。
コンテンツを作ったのは2000年頃ですが、もうすでにそのキーワードにふさわしいサイトがたくさんあって僕の出る幕じゃないと思っていました。
ところが、ふさわしいと思っていたそれらのサイトは時が立つに連れ徐々に閉鎖され、新しく出来るのはブログ形式のまとまりのないものばかり。ひょっとして行けるんじゃないか?と思って試してみたら思ったより上手くいったというのが実情です。
その他の更新作業
以下、アクセスアップと関係あるかどうか半信半疑の作業ですが参考までに。
2013年3月 テンプレートの作り直し
HTMLとCSSを全面的に書きなおしました。
目的は、より見やすく、表示を速くすること。
文字コードはEUC-JPのままだったり、かなり不完全ではありますがHTML5へも移行しました。
ソースはできるだけ簡素化しソーシャル関係のボタンの配置にあたってもできるだけ後ろで読み込むよう工夫、 後にサンプル音源の再生方法もMIDIプラグインからAudioタグに変更しています。
2014年3月 ブログパーツをリリース
すでに有ったコンテンツ「ギターコードブック」の画像を他のサイトやブログで使ってもらえるようブログパーツを開発しました。
思った以上に利用数は少ないですが(;・∀・)それでも十数サイトの利用を確認しています。
クレジットには当然サイト(ギターコードブック )へのリンクを仕込んでいます。ただし現在はrel=”nofollow”に変更しているのでSEO効果は期待していません。
2014年4月 スマホ対応
長いあいだの懸案だったスマホ対応に着手しました。
CMSと違って、プラグインを入れて手軽にというわけにも行かず、一から作りなおすコンテンツも有ったりして苦労しました。
スマホ対応を決断した理由は、やはりデバイス別のアクセスでモバイルが50%を超えたことでした(現在は約60%)
特にSNSでは、せっかく紹介してもらってもリンク先がスマホ対応していなければリピーターを獲得することは難しいでしょう。
スマホでの使い勝手はさらに追求するべき課題だと思います。
ローメンテナンスで長くアクセスを集め続けるコツは
個人ブログで月間100万PVもめずらしくない時代、50万PVくらいではさして自慢にもならないことかもしれません。
ただ、このサイトの場合、作ったっきりほとんど手がかからず、しかも2000年から14年もの長きに渡り緩やかな右肩上がりでアクセスを伸ばしてきた特異な事例だと思います。
同じ成果物をもう一つ作れと言われても僕には無理ですが、もしコツのようなものがあるとすれば「使うコンテンツ」を心がけることじゃないかと思います。
「使うコンテンツ」と言ってもプログラミングされたWebサービスばかりとは限りません。
同じテキストコンテンツでも一度読んだらお終いのもの、必要になったらその都度何度も読みに行くものがあると思います。
前者である限りアクセス数を維持するためには、ただひたすら書き続けるしかありません。更新をやめた時点で終わりの始まりです。
ローメンテナンスで息の長いサイトを目指すなら後者の何度も見に来てもらえるコンテンツを持つことが必要です。
それはブログでもきちんとまとめた知識サイトでも同じことだろうと思います。
今の検索順位はウチにとっては過剰で、より上位にふさわしいコンテンツがいくつもあります。
近い将来、順位を落としてPVが減るときもあるでしょう。
それでも必要になった時「そういえばあのサイトが有ったなぁ」と思い出してもらえるようなサイトであり続ければ心配無いと思います。
20周年もそんな感じで迎えられたらいいなぁ。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2015/08/27