以前、河内長野でカフェを営んでいた友人夫妻が場所を移してコーヒー豆専門店「豆一珈楽(まめいちからく)」をオープン。
コーヒーをこよなく愛する店長念願の自家焙煎珈琲豆専門店ということでお祝いがてら訪問してきました。
場所は泉北高速鉄道「和泉中央駅」から徒歩10分。
小さい間口だけど奥さんがデザインした赤いタペストリーがよく目立つ。
店に入ると30種類ほどあるのだろうか、焙煎前の豆がずらりと並んでいる。
「遠いところよくいらっしゃいました。今冷たいの入れるからね。」と店長。
裏でガリガリと豆を挽く音が聞こえる。しばらく待つとアイスコーヒーが運ばれてきた。
豆一珈楽ではコーヒー豆の販売以外にイートインも行っている。あくまで試飲用なのだが本格的な自家焙煎コーヒーが格安で飲めると近所でも密か評判になっているそうだ。
「焙煎にちょっと時間がかかるから先に注文聞いときましょう」と店長。
正直、僕はコーヒーに詳しいわけではないが、あっさりしたものより苦みが強めで後味のしっかりしたものがよい。
せっかく専門店に来たので、ブレンドとストレートと2種類欲しいと希望を伝えた。
「そうやね、だったらブレンドはダークリッチあたりがいいかな」と店長。
「ストレートやったらガテマラもおいしいよ」と奥さん。
「ちょっと試飲してみますか?」と目の前でドリップしてくれた。
最初に少しお湯を注ぎ30秒の蒸らし。
こんもりと丸く盛り上がっているのがわかるだろうか?これは「コーヒードーム」といって新鮮な挽きたての粉でしか起こらない現象なのだそうだ。
お湯の温度は82度。あまり沸騰していてもよくないらしい。
「お茶と同じですね」とこだわり店長。
もっと熱いほうが好みなら入れた後からもう一度火を入れればいいそうだ。もちろん沸騰させてはダメだけど。
新鮮な豆はペーパーに粉が壁のように張り付く。
こちらはスーパーで買った安い豆で入れたもの。全然違う( ゚Д゚)
二つの種類を飲み比べ。
「コーヒー豆自体にも苦みってあるんだけど、ほとんどは焙煎の深さで決まるんですよ。焙煎が深くなると酸味が消えてしまうので苦みと酸味って両立しないんです。バランスが難しいんですよね。」とこだわり店長。
確かに中煎りのガテマラのほうが酸味もあり、何だろう甘い香りが鼻に抜ける。
「う~ん、なかなかフレーバーやね!」
妻がわかったような、わからんようなコメント。お前は山田花子か。
「豆にはそれぞれ焙煎のポイントがあるんだけど、ガテマラは中煎りがベスト。苦めが好きなら少し深いところにもベターなポイントがありますけどどうします?」とこだわり店長。
「じゃ、ブレンドのダークリッチは苦めなのでガテマラはベストの中煎りで」とわかったふりをして注文してみる(;・∀・)
慎重に数種類の豆をブレンドするこだわり店長。
「今話しかけると怒られるんよ」と奥さん。
熱い焙煎機の傍らに座り、豆を炒るパチパチという音に耳を傾ける。
この音で焙煎具合を確認しているのだそうだ。
色を目で確かめながら最後の仕上げ。
左が中煎りのガテマラ、右がダークリッチ(ブレンド)。
「ダークリッチは少し深めにしておきました」とこだわり店長。
「ほほぉなるほどぉ」と答えてはみたものの見た目ではよくわかりませんでした。ごめんなさい。
他のお客さんにもアイスコーヒーのいれ方を徹底指導するこだわり店長。
「せっかくなんで焙煎したてのアイスコーヒー飲んでみますか?」
本日4杯目(;・∀・)
さすがに味がわからなくなってきたけど、これだけ飲んでも胃にもたれないのは豆が新鮮な証拠。
「豆の保存は冷凍庫がいいんですか?」
「そうですね。でも袋のままだと冷凍庫臭を吸っちゃうんで袋をジップロックに入れて・・・」
「なるほどジップロックに入れればいいんですね」
「えぇ、で、それをさらにタッパーに入れて冷凍庫保存すれば間違いないです。」
「・・・」
そこまでしないといけないんですか!
さすが店長!鮮度のこだわりハンパない!
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本当においしいコーヒーです。ネット通販も始められたので手軽にお取り寄せできます。
「通販でも好みに合わせてオーダー焙煎できますよ」
ということです。ぜひ、こだわり店長に相談してみてください。
こちらです → 豆一珈楽 自家焙煎コーヒー豆専門通販
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02