五山の送り火は夏の京都の一大イベント。京都人は送り火が終わるとそろそろ夏の終わりだなぁ、と感じ入るのです。
ちょうどこの時期は仕事の夏休み。昨年は台湾旅行、一昨年は北海道に行っていたので、送り火を見るのは3年ぶりでした。
実は今住んでいるマンションから左右の大文字が見えることに気づいたのはつい最近。しかも普段は事故防止の為閉ざされている屋上が今日だけ開放されていて、五山すべてがどうにか見えるのです。
如意ヶ嶽の右大文字。この大の字は一説に弘法大師の筆跡をかたどっていると言われていますが真偽の程は謎です。
衣笠の左大文字。右に比べると少し平たいです。
京都では東に左京区、西に右京区がありますが、何故か大文字は東を右大文字、西を左大文字と呼びます。これも謎。
西賀茂の舟形。少し底のほうが欠けてしまいました。
嵯峨の鳥居形。実は僕は生まれて初めて見ました!鳥居形と妙法は山が低いのである程度背の高い建物じゃないと見えないんですよね。
松ヶ崎の妙法。残念ながら妙の字は欠けて読めませんが法の字ははっきり見えました。妙の山はかなり低いので妙法どちらも見える場所は京都市内でもかなり貴重です。
築ウン十年のボロマンションで家賃が安いのが取り柄と思っていましたが、まさか自分の住んでいるところから五山の送り火を見ることができるとは思いませんでした。
大家さんありがとう!
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02