祇園祭を別名「鱧祭(はもまつり)」というくらいハモは京都人にとって馴染み深い夏の味覚であります。
と、言いつつ恥ずかしながら「鱧しゃぶ」なるものは今まで食べたことなく、今回初めて食することができました。
「鱧(ハモ)は梅雨の水を飲んで美味くなる」と言われるように7月に最も脂の乗った旬を迎えます。
京都三条会商店街の中に鮮魚店の直営「海鮮料理 あみたつ」という店があり、特にハモが美味しいと噂を聞きつけやって来ました。
目的は鱧しゃぶでしたがまず最初におつくりの盛り合わせを。
「お二人でしたら一人前で十分ですよ」と言われて素直に一人前オーダーしました。
内容は定番的だけど、切りつけも大きく確かに一人前で十分だ。
さすが魚屋さん。
そしてメインの鱧しゃぶ登場。
じゃ~~~ん。
落としと違って薄く、薄く身が引いてあります。てっさみたいですね。
「あとでお寿司も食べたいのでとりあえず一人前」と頼んだのですがけっこうなボリュームです。
ホントに一人前だったのだろうか?
まずは野菜を投入。
「ハモは自分のお箸でさっと鍋をくぐらせてくださいね。途中で離すと見失いますよ。」
なるほど、本当にさっとくぐらせただけで身が白く花が咲いたようになる。
「しゃぶ、しゃぶ」どころか「しゃぶっ!」くらいでちょうどいい。
ふんわりと柔らかく甘みがあって「落とし」とはまた違う美味しさですね。癖になりそう。
「雑炊もできますよ」と言われたけど先にお寿司注文しちゃったので断念。
ダシの香りが香ばしくてちょっと食べたかってみたかったな。
締めにおまかせにぎり。
シャリコマな割にネタが大きいです。やはり鱧の焼き霜がおいしかった。
ごちそうさま。品数の割にお腹いっぱいになりました。
鱧の季節は意外に長く、特に9月~の落ち鱧は松茸とあわせて、これまた美味しいのだとか。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02