僕のまわり(僕も含めて)では、今年デジカメを買い換えるって方が多くて、皆「ミラーレス一眼を買うべきか?」で悩まれています。
僕は結局一眼レフ(Pentax K-5)を選択しましたが、ミラーレス機に魅力が無いという訳では決してありません。
ただしデジカメの使い道が「レビューブログのため」という方には、はっきり言いたい。
「ミラーレス一眼はまだオススメできないよ」と。
レビューブログにミラーレス一眼をオススメできない理由はたった一つ。
「マクロレンズの選択肢が少なすぎる」ことに尽きます。
レビュー用写真の主戦場は「テーブルフォト」ですね。当然マクロは必須です。
ミラーレスといえどレンズ交換式一眼カメラではマクロ撮影にはそれ用のマクロレンズが必要。
しかし現状ミラーレス機の交換レンズにはマクロレンズが数えるほどしか無いのです。
マイクロフォーサーズ(パナソニック、オリンパス)でマクロレンズは
マイクロフォーサーズでの45mmはフルサイズ換算で90mm相当。テーブルフォトにはちと長い。モノによっては全体を写すのにちょっと腰を浮かせて引き気味に撮らなければいけない場面も多いでしょう。
そして何よりこのレンズお高い(;・∀・)
いくらライカブランドとはいえ、レンズ一本6万円はちょっと勇気入りますよね。
さてマウントが変わってソニーのNEXシリーズに対応するEマウントではどうでしょう。こちらには30mm(フルサイズ換算45mm)の標準マクロレンズがあります。
マクロレンズで45mm相当はちょっとワーキングディズタンスが短いですが、レビュー用のブツ撮りならこれくらいでも問題ないでしょう、使用感はコンデジのそれに近いと思います。価格も実売2万円前後とお手頃です。
ただし開放でF3.5と決して明るいレンズとは言えません。
テーブルフォトは当然室内撮影、場合によっては左手にブツを持っての片手撮影という機会も多いはず、出来る限りシャッタースピードは稼ぎたいところです。F3.5ならカメラ本体はかなり高感度(ISO1600以上)の画質が良いものを選ばなければいけません。(NEX-5もNEX-7も高感度画質は良好ですから問題ないかもしれませんが)
まだ他のマウントにもマクロレンズはありますが、いずれも価格とスペックのバランスがこなれた組み合わせは思い当たりません。
どうでしょう?
もうちょっと待ってみようかな、という気になったのではないでしょうか?
そのマウントに使いたいレンズが揃っているかは本体選びより深刻な問題です。
タムロン、シグマもミラーレス機対応の交換レンズを発売し始めました。そう遠くない未来にはもっとレンズの選択肢が広がるはずです。少なくともレビューブログが主な目的ならミラーレス一眼はもうちょっと見極めてからでいいように思います。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02
コメント
ブロガーにはミラーレスよりもハイエンドコンデジがいい理由
デジカメが壊れて数ヶ月。ブロガーの自分は写真撮って記事に掲載して…
レビュー書くにしろ、イベントレポート書くにしろ、写真画像がないと記事に面白みが出ませ…