阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂と都市の復興・再生への夢と希望を託し始まった「神戸ルミナリエ」は早いものでもう14回目を向かえたそうだ。
京都から神戸までは意外と近い。JRの新快速ならわずか52分だ。
近ければ近いで「いつでもいけるわ」と足が向かないのが世の常で、恥ずかしながら僕は今回「初ルミナリエ」だったりする(;・∀・)
これだけ有名な冬の風物詩となった「神戸ルミナリエ」だが、実は資金繰りは悪化しておりいつ開催中止になってもおかしく無い状況だそうだ。
「今のうちにいっておかなければ!」
開催が危ぶまれるくらいだから人が少ないのかと思ったら大きな間違い。むしろ一日あたりの来場者数は増加傾向にあるらしい。この日も平日に関わらず28万7千人の人が訪れたそうだ。
資金繰りの悪化は寄付金収入の減少と、この人並みを整理する膨大な警備費が原因らしい。
そして、ノロノロと続く会場までの長い長い迂回路を抜けるとそこには夢のような光景が!
お~~~っ!
全員がカメラや携帯を向けて大撮影会w
なるほど、迂回路のノロノロ行進はこれが原因だったのですね。
と、警備のおまわりさんがマイクで、
「立ち止まらずにゆっくり前へ進んでください。シャッターチャンスはまだまだありますよ。ここでそんなに撮影してたら
携帯の電池が無くなりますよ!」
すんごい説得力あるわ(笑)
光の壁に囲まれた終着地スパッリエーラ
中央のモスクのような形のモノは寄付金を募る巨大な賽銭箱のようになっている。
もちろん寄付したよ。
でも思うんだけど、wikipediaのなかにあるこの文章、
実際にいって見るとなるほど身につまされる。
・・・1996年の開催から東遊園地会場に露店が出店するようになった。観客の露店からのゴミの問題、震災犠牲者を鎮魂するイベントに露店はそぐわないや、近年では当初の目的である震災犠牲者を鎮魂するイベントの意味合いが薄れ、単なるクリスマス期のイルミネーションイベントになっているといった賛否両論の声も出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%A8
ルミナリエが定期開催されるようになった背景には純粋に鎮魂だけではない思惑もあったはずだ。実際、延々立ち並ぶ露店を見ているとただのお祭りのように見えてくる。
でもね。関西の、少なくともあの日を身をもって知っている人達にとって、ルミナリエって特別な輝きなんですよね。
規模は縮小しても会期が短くなっても出来れば続けて欲しいな。
こんな小さな「希望の灯り」がみんなの力でこんな大きな光になったことを後世にちゃんと伝えられるように。
ルミナリエが終わって、年が明けるとまた「1・17」はやってくるのですから。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02
コメント
東京はミレナリオが終わってしまったので、神戸ルミナリエは続けて欲しいと思います。こういうのって、意味合いもありますが、今を生きる人たちへのエールだったりもするのではないか、と思うので。
かつて、表参道のイルミが終わってがっかりしましたが、もし続けていたら、今の平日の表参道ヒルズの閑古鳥状態はなかったのではないか、と思ったりもします。
もし、資金が足らなくて、普通の生活者がどうしても続けて欲しいというのなら、みんなのカンパによって成立させることだって出来ないのかなぁと感じたりします。
それにしても、まぢで、写真がきれいですね~♪
良いものを見させていただきました(^^)
イルミネーションってものすごく経費の掛かるイベントなので費用対効果がハッキリしないとなかなか継続開催って難しいですね。その点神戸は1・17の思いがあるのでどうにか続いているという感じがします。
>まぢで、写真がきれいですね~♪
ありがとうございます。GX200の力です!