ブロガー、アフィリイエイターには馴染み深いプロカメラマン「瀬川陣市」さんの3冊目の著書「狙いどおりの写真を確実に撮る プロ直伝のデジカメワザ」を読みました。
瀬川さんの著書は3冊とも購入している。
最初の著書で、あれもこれもと積め込みすぎた感のある
孫と一緒に! 大人のための 撮る・見る・楽しむ 簡単デジタルカメラ
2冊目の著書で、理論面をあえて抑えハウツーに徹した
新・デジカメ写真術 ~ベストショットが撮れる47のシーン別アイディア集~
そして、この3冊目の著書は「使える1枚を撮影するため」のノウハウを凝縮している。
ターゲットとなる読者は写真を趣味としている方ではなく、ましてやプロのカメラマンを目指している方でもない。
それは例えば「商品写真を撮りたいがプロのカメラマンに依頼するほどでもない」ネットショップのオーナーや、「より商品の魅力を的確に伝えたい」レビューブロガーなど、写真撮影自体を生業とはしないが、単なるスナップ写真より一歩上を目指したい人々に最適化している。
例えばホームページを作成しているとき、あり物でいいから画像が欲しくて「素材集」を購入する。何十枚、何百枚と画像は収録されているが、実際に使えるのは1~2枚という経験はないだろうか?
プロが撮った写真でさえ、そんな有様だ。「使えるか、使えないか」は技術のみの話ではなく「どんな写真が欲しいのか?」からはじめないと適切な画像は手に入らない。
写真は技術とコンセプトからできている
これに尽きると思う
もちろんこの本は、精神面や理論的な話に終始するのではなく、シーン別に気を付けなければいけない撮影のコツなども十二分に解説されている。
いかに「カッコイイ写真を撮るか」を学ぶには不十分かもしれないが「欲しい写真を確実に手に入れる」方法を学ぶのに非常にためになる本だと思う。
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この本を読んだ後、大阪御堂筋の銀杏並木を撮りにいった。
色々とポイントがあって、狙ったショットもいくつかある。
でも、50枚ほど撮った中で「御堂筋の銀杏並木」を表現するたった一枚の写真を選ぶとしたらコレになってしまうだろう。
写真の芸術的クオリティとしては非常に低いかもしれないけど
「忘れずにこの写真を撮っておいた」
ことを瀬川さんは褒めてくれるだろうか?
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02
コメント
ハイエンド・コンデジが欲しい
基本あまり物欲は強くない方で、他人の持ち物を羨んだり欲しがったりということは、…