そもそも格安SIMって何?
過剰なサービスを省いて料金を安くする通信業界のLCC(ローコストキャリア)です。
SIMカードとは
SIMカードとは「Subscriber Identity Module Card」の略語で、携帯電話の電話番号を識別するためのICカードです。
一般的にスマートフォンを購入する場合、まずドコモ、au、ソフトバンクなどの大手通信事業者(キャリア)で契約後、端末にSIMカードを挿してもらって使用可能になります。
格安SIMでは、MVNOが家電量販店やネット通販で販売するSIMカードを、自分で用意したスマホ端末に自分自身でSIMカードを挿して使用します。
格安SIMを販売しているMVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の略語で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と言います。
MVNO自身では通信網のインフラを持たず、大手通信事業者の回線を借りて再販売しています。
格安SIMはなぜ安い
MVNOは回線を通信量の単位ごとに借りて事業をしています。
ユーザーに対しても通信量や通信速度に制限を設け大手キャリアに比べ小さな単位で提供していたり、通信以外のサービスを極力省くことで利用料金を低く抑えています。
僕が愛用しているIIJmioの一例をあげますと。
LTEの高速データ通信を月に1GBまで使えるプランで月額900円(税別)。1GBを超えると高速通信はできなくなりますが200kbpsの低速なら連続する3日間あたり366MBを超えなければ自由に使えます。(他に2GB、3GB使えるプランも有ります)
動画を連続して視聴したり、テザリングを常用するようなヘビーユーザーでなければ、スマホの通信量は意外に低く押さえられます。
少しだけ使いこなしのコツを覚えればスマホの維持費はグーンと安く押さえられるのです。
格安スマホとは違うもの?
わざわざ「格安スマホ」という場合、格安SIMとスマートフォン本体をセットで売っている商品を言うことが多いですね。
本体代金込みで月額4,000円以下など手頃な価格、あらかじめ設定済みで購入後すぐに使えるなどライトユーザーにおすすめです。
(例)mineo【デュアルタイプ+端末】プラン 京セラDIGNO Mと音声通話プランがセットで月額3,590円(税、通話料別)
反面、機種が選べないので未使用の白ロムを買ったほうが安いということも往々にしてあります。