タイトルが釣りっぽいですね。一回こういうタイトルの付け方をしてみたかったのです。もうしませんゴメンナサイ。
うちの5年間放置しているサイトのPVが伸び続け月間35万PVを超えたのは本当ですが、戦略というほどのものではなく結果的にこうなったという話です。
サイトはこれhttps://www.aki-f.com/
2000年7月に開設し、ほとんどのコンテンツは2007年までに実装。2008年は記事を2ページ追加だけで以後メンテナンス程度しか更新らしい更新はしていません。
*アクセス解析のスクリーンショットは削除しました。
2008年4月 | 2013年1月 | 伸び率 | |
訪問数 | 33,318 | 129,564 | 3.89倍 |
PV | 187,865 | 354,530 | 1.89倍 |
訪問数は約4倍、PVは約2倍になっています。
PVより訪問数の伸びが高いので検索エンジンからの流入が増えているのでしょう。
最近のGoogleは新しいページを重要視するというのはウソですね。だって、うちのページは最低5年前、大半は10年以上前に書かれたものですから(笑)
では何がほったらかしなのに検索エンジンにも有利に働き訪問数が増え続ける要因なのかというと。
おそらくですが、ツイッターやフェイスブックなどのSNSやQ&Aサイトなどでたびたび引用され被リンクが逓増し続けているからだと思います。
もしGoogleが「新しさ」を重要視しているなら、ひょっとするとページではなく「被リンクの新しさ」ではないかと勝手に想像しています。
「引用元になる→被リンクが増える→検索順位が上がる→引用される」この循環ですね。
さて、ここから本題です。
うちのサイトが引用されやすい3つの要因。
1) 枯れたコンテンツである。
「枯れた」とはどういうものかというと、ある程度評価が固まっていて時間が経過してもほとんど価値が下がらない普遍的なものと考えて下さい。
ニュース性が高いブログ記事では1年前の記事の被リンクが増えるということはほとんどありませんが、枯れた内容であれば記事作成時期が古くても引用されやすくなります。
2) 1ページあたりの分量を増やしすぎない。
昔は「1ページ1スクロール半の長さ」とか言ってましたが、今でもそれくらいコンパクトにまとめられている方が、リンクを貼って引用しやすいのではないかと思います。
SEO的には1ページあたりの文字数が多い方が有利と言われていますが、読むのは人間です。あまり長いと論点がぼやけて引用元にはなりづらいのではないかと思います。
結果として被リンクが増えるほうがページ内のキーワードを増やすより重要だと僕は思います。
記事の文字数が増えるのは内容をより良く伝えるためでありたいです。(それでも長い文章は読む気になりませんが。)
3) データベース型ツールは意外と有利。
うちのサイトで一番人気はギタースケールブックと言うツールです。
ブログなどで記事にまとめれば数ページで終わる内容ですが、データベース型にすることで1ページ1要素に分割されています。
「Aのペンタトニックスケールってどんなの?」
「つ https://www.aki-f.com/scale/・・・」
のような使い方をされています。1ページ1要素だからこそ、こういう引用のされ方をするのだと思います。
データベース型はページあたりの文字数が少なく検索エンジンに嫌われると言われますが、それ自体のSEOを考えるより使い勝手を優先したほうが良い結果がでるように思います。
===
さて、こうしてみてみると昨今のブログ運営法(話題性のあるキーワードで、1ページの分量を多く、毎日更新する)と真逆の方法ですね(笑)
プロブロガーが脚光を浴びているからといってブログじゃないとダメだということは無いです。
古いサイトはダメ、ということも無いのです。
「引用しやすい」はユーザーにとって信頼性が高く、使い勝手が良いサイトの証。
結局はユーザーにとって便利で有益なサイトになれば自ずと生き残っていくものだと思います。
==
2014/10
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/03/20
コメント
ソーシャルシグナルや放置サイトで月間35万PV等5記事
2013年2月の第4週に公開されたSEO関連の興味深い記事や役に立つ記事を、厳選してピックアップしました。 ソーシャルシグナルについての考察、5年間ほとん…