正月二日は朝から金閣寺に行ってきました。
「京都の人はお寺に初詣に行くの?」と言われそうだけど、別に初詣ではない。どうしてもこのタイミングに金閣を見たかったんです。
「金閣寺」という呼び名は俗称で正式には北山鹿苑寺(ほくざんろくおんじ)といいます。金閣は庭園の中央にある舎利殿のこと。
金ピカでにぎにぎしいイメージで僕はあまり京都らしいお寺とは思わないんだけど、やはり金閣の美しさは認めざるを得ない。世界遺産にふさわしいと思う。
さすがにいつでも行ける距離に住んでると、あえてわざわざ見に行くことは無い。でもチャンスがあればどうしても見たい金閣の姿がありました。
それは、雪化粧の金閣。
金閣が特に美しいのは紅葉の頃と雪の降ったあとだと思う。
紅葉の季節はその気になれば毎年でも見れるけど雪の金閣はそうはいかない。
そもそも京都は底冷えといって寒い割に意外と雪は少ない。
街中では一冬に2、3度降ればいいところ。雪が降っても仕事を抜けだして観に行くわけにもいかないので京都に住んでいてもそうそう見れるものではないのです。
今回はたまたま大晦日から降った大雪が2日まで残ってたのでラッキーでした。
本当は山にも雪が降り積もりモノクロの背景に金色の姿が浮かび上がるのが最高だと思います。残念ながらすでに山の方は雪が溶けて、想像していた姿ではなかったけど雪晴れの空に浮かぶ金色がなんとも綺麗で満足でした。
もし冬の京都に旅行に来て、大雪に降られても「最悪」などと嘆く必要はありません。京都人でもなかなか見られない最高の金閣を見るチャンスですから。
- 執筆者: a-ki
- 最終更新日: 2019/02/02